NHKの連ドラ「べっぴんさん」は子供服のファミリアの創業物語がモデルなんですが
見ていると本当にマーケティングについてよくわかります。
58話ぐらいの話ですが
大急百貨店からのオファーで10日間だけ「キアリス(ファミリア)の出店をすることになったのです。
目玉商品の弁当箱セットも用意して万全の体勢で臨んだのですが。。。。
1日目も2日めも誰もお客さんが来なくてこのままでは大赤字という事態に・・・
そこですみれ達のとった行動がビジネスの理にかなった考え方です。
まず、原因を考える
売り場の様子を見ていて、思ったのは年配のお客さんばかりで
自分たちがターゲットとしている小さな子どものお母さんがいないということ。
百貨店には若い世代のお客さんがいない・・・
じゃ、どうするか。。。
ここで環境のせいとか誰かのせいとか、特選マークを受け入れたらよかったんだとか
そんな風に考えそうなものですが。。。。。。。。
実際、旦那たち男組はそんなことを言ってましたね。
そこで諦めないのがすごい
「いないんだったら呼ぶしかない!」「今やれることをやる!」
そこで行動に移したのが広告です。
ポスターを何枚も手描きして、お母さん世代が集まる場所に貼って回ったのです。
広告は見込み客の集まる場所に出す
というビジネスの基本に非常に忠実な行動ですね。
すみれ達の目玉商品は大急百貨店の新聞広告にも出ていたのです。
にも関わらずすみれ達の店にはお客さんが一人も来なかった。
あきらかに見込み客のいないところに広告を出していたということですよね。
広告はのべつ幕なしに打てば人が来るものではないということです。
まあ、これはドラマですが
実際のビジネスではすごく大きな損になってとてももったいないことですね。
すみれ達はポスターを保育園などのお母さん世代が集まる場所に貼り巡らし
確実に狙うターゲット層にアプローチしました。
その成果が連日の大行列、早期完売という結果になって表れました。
これぞまさしく「広告は見込み客の集まる場所に出す」という
非常にわかりやすい例だと思いました。
あなたの見込み客の集まる場所はどこですか?